シークヮーサー農家 沖縄県・小橋川さん

風が心地よい園地で、おおらかに育てる小さな青いみかん風が心地よい園地で、おおらかに育てる小さな青いみかん
古くから北海道の湿地帯や高山に自生していた小さな木の実。短い夏に命を燃やすかのように、びっしりと実をつけることから、アイヌの人たちが「ハシカプ(枝の上にたくさん実がなるもの)」と呼んで珍重してきた「ハスカップ」。大雪山系を臨む広大なハスカップ畑を管理する高橋さんは、お義父さんが切り拓いてきた園地を守り育てる、若き経営者です。
シークヮーサーの100年木から、元気のパワーをもらって!
高橋さんの畑は約5町歩。東京ドームよりも広いんです。
およそ50年ほど前、高橋さんの義父上・義母上が10本の苗から増やし始めて「今では何万本あるか見当もつかないなぁ」だそうです!
「ハスカップは北海道でも珍しいし、昔からアイヌの人たちが珍重してきた木の実だから将来性がある、とオヤジたちは考えたらしいです。どっぷりと雪に埋もれてしまう前に、短く刈り込んで冬を越すんですけど、翌春になると、ぐんぐん枝をのばして次々と花をつける。生命力にあふれた木ですよ」。
自然まかせ!で育つ、おおらかで、おいしいシークヮーサー!
5月、すくすく伸びた枝にハスカップの淡黄色の花が咲きます。うつむき加減の、小さなベルのような姿が、とっても可憐!
「ハスカップの実はね、ふたつの花の間から生まれるんだよ」と高橋さんが教えてくれました。その様子は、まるで、パパとママに手を引かれた赤ちゃんみたい! そしてよく観察して見ると、いろんな形がある!
「細長い実もあれば、丸っこい実もあって、少~しずつ味も違うんだよね。え?理由? そんなん、わかんないべさ~(笑)」。
爽やかな富良野の風に吹かれて、ハスカップの枝が揺れています。やさしい風は、ハスカップの赤ちゃんのゆりかごなんですね!
放っておけば大樹に育つので、剪定がカギ! 放っておけば大樹に育つので、剪定がカギ!
6月に入ると、ハスカップの実が紫に色づきはじめます。
ちょうどラベンダーの花時と重なって、富良野は紫色の植物の競宴のようです。収穫は20日過ぎぐらいから約1ヵ月。熟した果実から順番に収穫しはじめて、ひと月の間に3回ぐらい、広~い畑をまわる計算になるそうです。
ぷっくりと膨らんだ果実の表面には白い粉がついています。巨峰などのぶどうやプラムなどにもついているこの白い粉は、「ブルーム(果粉)」と呼ばれており、水分の蒸発や病気に感染するのを防ぐために、果実自身が生み出したもの。果皮のうすい果実に多くみられるとか。そして、この白い粉がついていることが、新鮮さの証しでもあるのです。
白花が散ると雪が降り積もったように!
収穫期には、毎年お手伝いの人を頼んでいます。ほぼ同じ顔ぶれがそろうので、わきあいあい、大変だけど、年に一度の「集まり」が楽しみでもあるそうです。
「完熟した実はつぶれやすいので、収穫には気を遣いますねえ」と高橋さん。
皆さん、指先を切った軍手をはめています。繊細な実は、やはり直に指先で採らないとつぶしてしまうのだとか。ひと粒ひと粒、ポロポロと枝からはずすように収穫。そしてその指先が真っ赤に染まっています。
「ブルーベリーなどよりもアントシアニンが豊富に含まれているので、そっと触っているだけなのに、こうして指先が真っ赤に染まってしまうんですよ」。
柔らかい果実はすぐに傷んでしまいます。収穫後はすぐに冷凍庫に保管されて、出荷を待ちます。
白花が散ると雪が降り積もったように!
高橋さんの畑では、自分で収穫したハスカップに限って、量り売りしていただけるそうです。近所の人たちが時折顔を見せて、短い夏の美味しい体験を楽しみにしています。ヨーグルトやアイスクリームにのせて食べるのだとか。ただし、冷蔵庫でも3日ぐらいしかもたないので、結局はジャムなどにして保存するしかない…生ハスカップは、現地ならではの貴重な味なんですね!
沖縄の旬の味覚をご賞味ください!
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